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2007-01-06(日)
天気が良くて暖かい日差しが降り注ぐ午後。暗がりから引き出したバイクのクロームがきらきら光る。オイルの量とタイヤの空気圧を確かめて、燃料タンクを覗くと半分ほどのガソリンが波打っていた。 スロットルを何度か回してキャブからガソリンを多めに出し、イグニッションスイッチをオンにする。ニュートラルの表示の灯りが暗くて、バッテリーが弱っていることを訴えた。無視してキックペダルを踏み降ろす。エンジンが冷え切っている上に、バッテリーの電圧が落ちていると、もしかしたら始動できないかもしれない。嫌な予感を振り払うようにキックペダルを踏み降ろした5回目。 V型2気筒のショベルヘッドが、高めにしておいたアイドリングを始める。少しずつ回転数を落としながら、独自のリズムを奏でるまでエンジンを温めた。またもや滑り気味のクラッチをつないで1速に入れ、ゆっくりと3桁の数字がついた国道へ進入。 制限速度前後でゆっくり走ると、心地よい振動と排気音、それに冷たい向かい風。前輪は自然に海へと向かい、いくつかの雑然とした町を通り過ぎる。T字の交差点の向こうに太平洋が青く見え、海沿いの道へ左折していく。 そのうち意識の中に広がっていた雑な思いが霧散して、バイクと一体になったようにひたすら道なりに走った。 急にエンジンがふけなくなってストールしそうになったのは、ガス欠になったから。慣れた手つきペットコックをリザーブにし、ガソリンスタンドを探す。満タンにして帰途につくと、太陽は早々と西の彼方に落ちていくところ。帰省ラッシュの渋滞に少々捕まりながら、ノンストップで隙間をすり抜ける。 家の前でエンジンの火を落とすと、冷気にさらされたエンジンがゆっくり冷えていく。そして心地よい疲労感が沸き上がってきた。 BGM: Sardine Head 2006-08-25 Bar Aoyama, Shibuya, Tokyo, Japan
by walstib
| 2008-01-10 13:56
| FXWG 1980
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