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2007-11-29(木)
カメラのセンサーについたゴミを取り除いてもらうべく、キャノンのサービスセンターへ行きたいと思いながら数日。明日からカメラが必要なので、今日行かないと。電車に乗って銀座を目指し、開いたばかりのサービスセンターへ持ち込んだ。作業終了は90分後…これが遅めに行くとその日の内には受け取れず、翌日や数日後に再度来ることになるのだ。ほっと胸をなでおろし、近くのコーヒーショップでトールサイズを1杯。 自分にはない才能で、絵を描くことと音を奏でるという2つがある。それらを強く意識したのが、2日前の11/27(火)だった。その日は友人のホソケンさんが催した初の個展が初日で、渋谷のギャラリーに並んだ50点以上の作品に圧倒される。コンピューターを使って描かれた彼の世界は多彩で、ポスターとしてプリントされたビビッドな作品は、好みこそあれ力作揃い。ヴィジュアルとなって出力された絵の中には、感じ入るものがいくつもあった。 そのままプルちゃんと歩いて恵比寿まで行き、デレク・トラックス・バンドのライブをリキッドルームで観戦。クラプトンのツアーに参加して来日もした効果はものすごく、数年前のブルースカーニバルで、川崎クラブチッタの最前列にて余裕で観ていたことが夢のよう。今や前の方なんて行けやしない。 デレクは何を思いながらスライドギターを弾いているのだろうか。変幻自在なインプロヴィゼーションを、見事なバンドアンサンブルに昇華させる彼の音。それは時に激しく、時に切なく、そして心に染みこんでくる。彼が日々人生を重ねていくごとに、熟成されているのだろう…。 絵を描く、音を奏でる才能があったら?どちらもないと諦め、文字を使って何をかいわんとしている自分の人生と生活は、どのようなものだろうか。 冷めたコーヒーが少しだけカップの底に残り、時間となってカメラを取りに外へ出る。銀座の町は忙しそうだった。 BGM: Jerry Garcia / Garcia Discs 04
by walstib
| 2007-12-14 17:47
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