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2007-04-08(日)
そろそろ床につこうかと思った、とっくに日付の変わった日曜の夜。全米映画興行成績トップ10を紹介する番組を見ていたら、第2位にランクされた映画の題名に、自分の動きが止まった。 マーク・ウォールバーグ主演、アントワーン・フークア監督のそれは、“Shooter”…邦題「極大射程」。スティーヴン・ハンターの同名原作は数回読んでおり、ストーリーからディテールまで、いちいちがツボを刺激する個人的名作選のひとつ。これが忠実に映画化されたらすごいだろうな…と、読む度に思っていた。 隠遁生活を送っていた、伝説の元米海兵隊狙撃兵ボブ・リー・スワガーが、陰謀に巻き込まれる政治的スリラーなこの物語。「狩りのとき」「ダーティホワイトボーイズ」など一連の作品群は、スワガー・サーガとも呼ばれ、すべて読了しているがそれぞれに面白い。そして、愚直なまでの男らしさと、淡々と描かれる銃の描写との対比が、ハンター的世界に読み手を引きずり込む。 ついにこれが映画化されたのか…そういう意味では、一番映像化に適しているのかもしれない。読んでいると、具体的なイメージが脳内シアターで同時上映されるほどだったから。 トレーラーを見ると、スワガー役は意外にほっそりした印象。もっと筋骨たくましい感じをイメージしていたが、言葉少なに話す様はぴったりか。日本では6/1からロードショウということなので、大きな期待を抱きつつも、それが過剰にならないようにしたい。原作を先に読んでから見る、映像作品の出来というのは、時間的制約もありがっかりなこともあるので。ハリウッドのお手並み拝見といこう。 BGM: Hackensaw Boys 2006-12-31 The Trocadero; Philadelphia, PA
by walstib
| 2007-04-10 20:41
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