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10-22-04(金)
高校生の頃、米軍キャンプ座間に毎週火曜日だけ入ることができた。米軍施設の中に入るには、関係者の同伴か相当の理由による許可が必要なのだが、その日だけは申告してパスをもらえば入ることができた。その申告理由とは、スリフトショップに行くだった(現在は不可)。 スリフトショップとは、軍人とその家族が帰国する際に出た不要品を売っていた店。日用品から電気製品、家具、軍服などがたくさんあった。アメリカ大好き少年だった自分にとって、そこは夢の空間。都内の洒落た店で買えば数千円のものも、ここでなら数ドル。業者らしき人も来ていて、ここの存在を知ったのも、ある業者が通っていてその手伝いで来たのが始めだった。 レコードコーナーにあったレコードはすべて1ドルから2ドルで、クラシックロックからマイケル・ジャクソンまでいろいろあった。当時の自分はオールディーズ狂で、プレスリーやジーン・ビンセントのレコードばかり探していた。ツェッペリンやパープルなどのレコードも結構あったと思うのだが、長髪のバンドはうるさいだけだと思っていた。 ある日、その中を漁っていると2枚組の見慣れないレコードがあった。内ジャケを見ると骸骨や38口径、手錠、ハンバーガー、南軍帽などがステージに投げ込まれる合成で、なんだか悪そうな雰囲気。アトランタ、フォックスシアターのライブ…バンド名はLYNYRD SKYNYRD。アルバムタイトルはOne More From The Road。レ、レイナ、スキナ、スカイナ…読めない。長髪のバンドか…一度はラックに戻したと思う。だけど何か説明できないひらめきというか、命令というか、お告げのようなものが、それをもう一度手に取りレジに持って行かせた。値段が1ドルぽっちだったのも大きかったと思う。 帰って、早速針を落としてみる。やっぱりハードロック…でもアルバムが進んで行くに連れ、かっこいいじゃんこれと思うようになっていた。そしてwhiskey Rock-A-Roller、Sweet Home Alabamaでやられ、Gimme Three Stepsでぶっ飛んだ。すげーかっくいい!!! こんなロックンロールがあるのか…男臭くて、脂っこくて、長髪と髭の大男だから出る音。圧巻だったのはT-For Texasのジャム。縦横無尽にヘビーでスピード感溢れるギターソロが、17歳の頭をかき回す。これがロックなのだと言わんばかりに。その時はわからなかったが、後でギターが3人ということを知り再びぶっ飛んだ。 そしてFree Bird。泣いた。怒濤のソロとエンディング、静かに始まるメロディの美しさに涙した。当時の自分はいろいろなことがガンジガラメで、毎日自由になりたいと思っていた。願っていたと言ってもいい。だから、主人公をを自由な鳥になぞらえた曲(これまた後にデュアン・オールマンに捧げた曲だと知るのだが)に深く深く共感したと同時に、この曲を聞いているときは自由だった。 ロックに詳しい先輩方に、バンド名をレーナードスキナードと読むことを教わり、中古、輸入レコード屋へ行ってレコードを買い漁った。サザンロックというジャンルがあることも知った。オールマン、ZZトップ、マーシャルタッカー…いつしか長髪、南部ロックばかり聴くようになっていた。そしてウエストコースト、クラシックロック、ハードロック、そしてグレイトフルデッドに至る変遷。このアルバムは洋楽の世界へと本格的にいざなってくれた、自分にとっての名盤なのである。 ちなみに最初にCD化された1枚ものはT-For Texasが入っていないので、One More From the Road [Deluxe Edition]がお勧め。 ひさびさの音楽ネタでした。
by walstib
| 2004-10-22 18:09
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